3月頃までの期間限定製造につき、
在庫限りで終了します。
きな粉と香煎の練り生地に真っ白い絹のような糖蜜をからめた「飛騨のかたりべ」。
岐阜で古くから愛されている昔懐かしい駄菓子がベースでありながら、まるで京菓子を思わせる品の良さを感じさせます。
美智子上皇后陛下が二度もお買い求めになられた逸品としても有名な、この飛騨のかたりべに、飛騨高山で酒造り一筋390有余年の老舗蔵元「平瀬酒造」の銘酒『久寿玉 ひだほまれ大吟醸』を惜しみなく加えた、特別バージョンが期間限定で登場いたしました!
「日本三大祭」のひとつとしても有名な、
飛騨高山祭りが開催される秋に限定生産されるかたりべ。
飛騨の銘酒『久寿玉 ひだほまれ大吟醸』を惜しみなく使っているため、
口に含めば、華やかで芳醇な酒の香りが漂います。
また、酒粕を練り込んだ生地は、通常のかたりべよりも柔らかく、
ねっちりとした食感が楽しめます。
品良くまとまった佇まいがなんとも雅な、プレミアムな駄菓子です。
大吟醸とは?
日本酒の等級の一つであり、原料に米、米麹、水、醸造アルコールを使い、精米歩合は50%以下の白米、米麹および水を原料とし、低温でじっくりと発酵し製造した清酒です。吟醸酒よりさらに上の等級になります。
精米歩合とは、ざっくりいえば、米をどれだけ削るかということ。日本酒にとって、米の中心は旨み、外側は雑味になりますので、外を削る量が多ければ多いほど、等級が上がっていきます。
久寿玉ひだほまれ大吟醸
ひだほまれを使用した『久寿玉 ひだほまれ大吟醸』は岐阜県産の酒造好適米「ひだほまれ」を、精米歩合極限の40%まで自家精米し、北アルプスの伏流水で醸しました。お米を半分以上削り落としている大変贅沢な製法で作られており、ひだほまれの旨みを十分に感じられる逸品です。
また、北アルプスの雪解け水が使われているため、すっきりと豊かな味わいになります。
華やかな吟醸香とサラリと澄んだ酒質をお楽しみいただけると好評です。
久寿玉の語源は、広辞苑にいう「薬玉(くすだま)」であり、百薬の長「久寿玉(くすだま)」に置き換えたもの。
山紫水明な飛騨で、かたくなに伝統を継承し、万人に愛される銘酒として人気を博しています。
美智子上皇后様が飛騨高山を訪れた際、
「飛騨のかたりべ」を気に入ってくださり、お買い求め頂きました。
その後、二度目にもお立ち寄りくださった際にもご購入頂いております。
飛騨菓子の集大成ともいえる「飛騨のかたりべ」を
美智子上皇后様にも認めて頂けたことは、何より光栄な事だと思っております。
飛騨地方は四方を山に囲まれた土地柄、砂糖の流入が極めて少なく、大変貴重なものでありました。そのため、庶民が楽しむ菓子は水飴や雑穀を使ったものが主流となり、砂糖を使用する高級な上菓子と区別して「駄菓子」と呼ばれました。
長い時間を掛けて飛騨の人々の知恵と工夫の中で、いつの間にか飛騨独自の味や形、色合いを作り出し、一種の見事な「和菓子」としての地位を確立していきました。
炒豆、干栗、くるみ、米、麦、大豆など…山里の恵みを原料として受け継がれてきた伝統の駄菓子は、お腹だけでなく心も優しく満たす、故郷の味なのです。
創業1945年、飛騨高山の駄菓子文化を伝える菓子匠【音羽屋】は高山市有楽町の本店を始め、岐阜県内に三店舗を構えています。
「飛騨のかたりべ」は誕生からわずか30年あまりで飛騨銘菓としてその名を轟かせました。庶民が愛した素朴な駄菓子の生地に、豊かな時代の訪れと共に使用を許された上白糖をからめた、まさに飛騨の歴史の集大成ともいえる逸品です。
その他、全国的にも珍しい甘味の無い素揚げの生地に塩を塗した「塩かりんとう」、粒餡の最中に胡桃を粒ごと入れた「特製くるみ最中」なども人気商品です。
かつては飛騨庶民の粗菓であった駄菓子も、数百年の時を経てなお、変わらぬ製法で味わう事ができるという事は、むしろ最高の贅沢なのかもしれません。
飛騨のかたりべは、他のイメージする駄菓子とは明らかに趣が異なります。
水飴と大豆を練った香煎を合わせ練り上げ、薄く伸ばしたものを短冊状に切り分けて、
糖蜜を絡めるという音羽屋独自の手法によって作り出されたその駄菓子は、
ともすれば、京の和菓子を彷彿とさせる上品さ。
飛騨の駄菓子文化が融合した品の良さは、贈答用として多くの方に珍重されています。