長野県下一の米どころ、上伊那。
その地域のみで受け継がれ、絶滅しかけた幻のもち米がありました。
このもち米、味は絶品ながら、栽培に手間がかかる上、収穫量が少ない「農家泣かせの米」。そのため、近年では生産を受け継ぐ後継者がいませんでした。
しかし、「この美味しさを絶やしてはいけない」と上伊那の農家たちが協力し合い、白毛もち米は見事復活。
現在は18軒の農家が栽培に携わるまでに成長し、全国の皆さまが手軽に食べていただける切り餅になりました。
農家のプロたちは想いはただ一つ。
「これこそ、昔ながらのもち米で作ったお餅です」という事を、後世へ伝えていきたいのです。
白毛餅のおいしさの秘密は「古代米」
餅の原料は上伊那地方に先祖代々伝わってきた「白毛もち米」。名前の通り、穂先から白くて長い毛が伸びていることが特徴です。
近代品種のもち米は育てやすさなどの観点から、うるち米(通常のお米の事)と配合されていますが、白毛もち米は品種改良の手が加えられていませんので、いわば原種に近い古代米といえます。
混じりけ無しの100%もち米を使った白毛餅は、コクがあって香り良く、何よりも「とにかくのびる」と大評判!昔ながらの臼と杵でついた餅の味がする、といった口コミで全国に広まっています。
日本有数、長野県下一の米どころ
2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、標高500?900mに5000ヘクタールの水田が広がる上伊那地方は信州一の米どころです。
アルプスの雄大な山々からの雪解け水、地形がもたらす昼夜の寒暖差など、「宝」ともいえる自然の恵みを受けて、上伊那のお米は味・品質共に高い水準を誇っています。
上那谷の農家伝来の米、白毛もち米
上伊那にのみ伝わっていた白毛もち米は、一部の農家にのみ先祖代々受け継がれ、ひっそりと栽培されてきた、原種に近い古代米です。美味しさは抜群ながら、稲丈が高くて倒れやすく、収穫量も少ない「農家泣かせの米」であったことから、流通させるまでが難しく、自家用として長く食べられていました。
また、名前の由来でもある、穂先から伸びる長い白毛は、実はかなりの厄介者。収穫時には長い白毛が機械に絡まったり、手刈りする人間の皮膚をチクチクと刺し、全身が痛くなるほど。最後まで苦労の絶えないお米だったのです。
息を吹き返した古代米
「農家泣かせの米」と呼ばれ、作り手も絶滅寸前まで追い込まれていた白毛もち米ですが、上伊那農民組合の一人がひと握りの種もみを栽培したところ、「びっくりするほど美味かった」と感銘。
「先人が守ってきたこの味を絶やしてはいけない」と栽培・商品化のために立ち上がりました。
試行錯誤の連続の中、皆で情報交換や知恵を集約し、肥料の量やタイミング、作業の時期など絶妙の技術を練り上げた現在は、18軒の農家で本格的に栽培されています。
商品詳細
原材料 | 水稲もち米(長野県産100%) |
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内容量 | 800g(約14~16切入) |
賞味期限 | 製造日より720日 |
保存方法 | 直射日光、高温多湿を避けて保存して下さい。 |
商品パッケージサイズ | 縦30 × 横23 × 高さ(厚さ)5(cm) |