市田柿のこの白い粉の正体は柿霜(しそう)と呼ばれる、柿から染み出した糖分(果糖やブドウ糖)が結晶化したものです。 |
「市田柿ブランド推進協議会」は、市田柿の品質を保持し、美味しくて安全な商品を全国のお客様へ安心してお届けする事を目的としています。 |
\例年予約の方はこちらから!/
市田柿とは |
最高の自然環境 |
今回、あずさ屋がお届けする市田柿は、いちだ農産の手掛ける市田柿。いちだ農産はまだ「6次産業」と言う概念がなかった1997年、原料柿の栽培から干し柿の加工・販売までを一貫して行うことを目指して設立されました。 |
市田柿発祥の地、高森町で栽培された市田柿のみを干し柿に加工しています。設立当初は原料柿を仲間の農家から分けてもらっていた事もありましたが、高齢化等によって栽培できなくなった人の畑を借りて、徐々に原料柿の生産を増やして来られました。
いちだ農産では、皮むき後20~30日掛けて専用の柿干し場で吊るした後、はざおろし(吊るしてあった柿を外し、柿もみ作業に移る事)をして3~6日位天日に干します。
この天日に干している時の乾き具合の見極めが非常に大切なポイントで、製品の品質に深く関わってきます。
他の生産者の中には、火力乾燥をしてから天日干しをする人もいますが、いちだ農産では自然乾燥にこだわっています。
そのため、どうしても製造期間にムラが生じる場合がありますが、自然の力と職人の勘で安定した品質を保っています。
約一ヶ月あまり。この工程を経てやっと、市田柿は製品として出荷されます。
「手間をかけるだけでなく、自然の力を借りる事が、美味しい市田柿を作る秘訣です」
「効率化が悪いわけではないけど、今は現状のやり方でないと自分が納得できる物を作れないし、自分が納得した物でないと安心して売る事ができないんです」と、真摯に語ってくださったいちだ農産の社長。
事実、天候に左右される工程もあるため、他の生産者より出荷は遅めだと言います。それでも、高森町の柿にこだわる事。昔ながらの製法にこだわる事。職人の技術・勘に信頼を置いて任せる事。
そこには「市田柿」というブランドに恥じない、美味しい市田柿を届けたい。という譲れないプライドがあるからかもしれません。
いちだ農産さんは間違いなく、伝統の市田柿を今に受け継ぐ生産者なのだと、あずさ屋は感じています。
よく羊羹などにも例えられる干し柿の甘みですが、それもそのはず。実は古くから、『和生菓子の甘さは干し柿をもって最上とする』という言葉があります。和菓子を作る際の甘さの基準は、干し柿の糖度を参考にせよ、という事なんですね。 | |
干し柿の元は渋柿ですが、この渋柿自体の糖度そのものは甘柿をはるかに超えています。そのため、甘柿を干し柿にしても、渋柿ほど甘くなりません。 |
※予約商品(すんき漬け、松川りんごほか)との同梱及び配達日のご指定はできません※
市田柿についてのお願い及びご注意
- 市田柿は12月下旬頃からの発送となりますので、その他の商品をご注文の場合、 「市田柿」と同時発送ご希望以外は別口にてご注文下さいますようお願い申し上げます。
- 出荷は12月下旬頃から順次発送となります。配達日のご指定はできませんのでご了承下さい。
- 暖かくなると、粉が戻りベト付きやカビが発生する場合がございます。涼しい場所に保管するか、できれば冷蔵庫で保存してください。特に開封後は、必ず冷蔵庫保存をお願いいたします。
商品詳細
原材料 | 柿(産地:高森町) |
---|---|
内容量 | 個包装:20個(化粧箱入り) ※1つあたり平均で26g |
賞味期限 | 約60日 ※開封後は、必ず冷蔵庫保存をお願いします。 |